李白酒造から宍道湖沿いに車で西に約30分の平田(出雲市)にある佐香神社。
別名「松尾神社」ともいい、この「佐香」は酒のことであり、日本で完全な形で残っている一番古い文献(出雲の国風土記)に、この地域(佐香郷)で百八十の神々が集い酒を醸し、180日間宴会をしたのち解散したとあることから、島根は日本酒発祥の地とも言われています。
神社入り口の鳥居は手前に「松尾神社」奥に「佐香神社」と書いてあります。
拝殿の屋根の後ろに本殿の千木(神社の天辺にあるバッテン)が見えます。
祭神は酒の神様である久斯之神(くすのかみ)と大山咋命(京都の松尾大社からの勧請)。
拝殿
この佐香神社では、年に一度どぶろく祭が行われ、この地域の杜氏や酒蔵の当主が集まります。
酒造業を営む私たちにとっては欠かすことのできない初詣の神社。
今年の正月は穏やかな気候で、穏やかな気持ちで参拝することが出来ました。
李白の菰樽は… 撮影の都合上、隠れてしまいました…。
「松尾神社」の名の付く神社は全国たくさんありますが、日本で唯一の「佐香神社」です。お酒好きの方はぜひ一度ご参拝ください。