李白酒造 使用原料米について

弊社では、製造している全ての商品において酒造好適米を使用しております。
酒造好適米は全て農産物検査法に基づく検査により合格と格付けされた国産の玄米のみを購入し使用しております。
生産者、流通経路を把握できない玄米は購入しておりません。また、購入した玄米は、そのほとんどを自社で精米し、他精米所での精米におきましても、管理状況の把握できる精米所でのみ精米を行っております。
破砕米の使用は一切しておりません。
これら原料米につきましては、李白酒造の予てからの酒造りに対するこだわりです。
他社製品の原料に汚染米が混入していた一件がありましてから、昨年李白酒造で入荷致しました米につきましても各社より流通ルートの証明書を送付いただいております。
また、一部商品で使用しております醸造アルコールにつきましても、サトウキビ、タピオカといった穀物を原料に使用したもので、原料に米は使用されていないことが確認できております。
李白をご愛顧いただいている皆様、並びに取り引き業者様を裏切らない、品質本位の酒造りを目指しております。どうぞご安心の上、ご愛飲下さいませ。

伝統とこだわり

「酒文化を普及し正しく後世に継承する」 李白酒造の経営理念です。
水と緑のまち松江市は、松平氏十八万六千石の城下町であった面影が今なお鮮やかに息づく静かな水郷の街です。 出雲神話に出てくる酒造りの伝統は、いま出雲杜氏に引き継がれ優れた醸造技術は広く知られています。
山、川、海、湖があり、食材が豊富なこの山陰地方で明治15年に創業した弊社では、この出雲杜氏が古今の酒造技術の巧みな調和から世界で愛される芳醇でまろやかな清酒李白を醸しつづけています。
地方の食文化は米から造られた地酒を育ててきました。
食文化が変貌を遂げようとする今、伝統的、文化的側面を品質的に発展させ、広く世界にも伝藩し、後世に伝承しなければならないと考えています。
味があり、旨味があってキレの良い酒、食中酒としてバランス良く、食事をおいしくさせる酒、そんな酒質を目指し、米は地元の奥出雲地方の酒造好適米・五百万石・神の舞を中心に兵庫県産山田錦などを自家精米し、どのグレードの酒も酒造好適米以外は一切使用しない原料米にこだわった酒造りをしています。

新しい挑戦

飲酒は文化です。
日本食が海外で普及されるに伴い、「日本の酒」の普及に努め、1980年代より精力的に日本酒の海外輸出をしております。現在は香港、アメリカ、韓国、シンガポール、ブラジル、カナダ、ドイツ、スイス他、複数の国に輸出し、世界中で日本食と共に愛飲いただいています。
海外で日本食が普及されているのと同様に、日本国内でも食の多様化が進み、ニーズも多様化しています。
伝統は頑固であってはいけません。伝統にも進歩が必要です。
李白酒造では、東京農大短大部醸造学科 酒類学研究室の中田久保教授により自然界から分離された花酵母の使用をはじめ、出雲杜氏と社員による新時代の技術と伝統的な技術を融合させた色あせることのない製品作りに力を入れています。時代の先を行き、進化し続ける李白にご期待下さい。